登山のアドバイス

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ネイチャーガイド

東オホーツクガイド協会では夏山登山のガイドを実施しています。

詳細・問い合わせ先

電話番号 0152-25-4111
住所 斜里郡清里町水元町12番地

地図

斜里岳へのアプローチ

自動車

清里町駅から約40分で山小屋「清岳荘」

登山のポイント

  • 天候や体調が悪ければ無理せず中止しましょう。
  • ばてないためには30分毎くらい(疲れすぎないうち)に短い休憩を入れながら登りましょう。ただし休みすぎると体が冷えるので、冷えないうちにまた歩き出しましょう。
  • 水分を適度にとりましょう。水分を我慢していると日射病にもつながります。
  • 疲労回復には糖分をとりましょう。飴やチョコレートなどが適しています。糖分が多いものはすぐにカロリー源となります。
  • ロープや鎖場がありますが、登るときはそれらに頼りすぎず補助的に使うのがよいでしょう。他の人が使っているときは終わるまで待ちましょう。混んでいるからといって詰めて登り下りするのは事故のもとです。
  • 下りであわてないようにしましょう。スピードを出しすぎないようゆっくり下りましょう。
  • 沢は登りよりも下りの方が危険なので、行きに沢コース、帰りに尾根コースが順当です。

登山する方々へのお願い

 登山客が増えると同時に、登山事故が増加することが懸念されます。
 今年度の斜里岳でも、すでに数件事故が発生しています。

 より安全に登山を楽しむためにも、下記の事項をご確認のうえで登山を実施するかのご検討をお願いします。

天候の変化に注意を払いましょう

 山の天候は変化しやすく、入山した際には晴れていても突然悪天候になることもあり得ます。
 突然の雨による低体温症を防止するためにも、レインウェア等の防水仕様のものを持ち歩きましょう。

 怪我や遭難を未然に防ぎご自身の命を守るためにも、悪天候の際は登山そのものをお控えいただき、登山途中で天候が悪化した時には引き返すようにお願いします。

登山道以外の場所には絶対に踏み込まないでください

 登山道以外の場所は整備がされておらず、遭難してしまったり怪我を負ってしまう危険性が高まります。
また動植物の保護のためにも、登山道以外の場所への踏み込みはおやめください。

 登山ルートを逸れてしまうことを防止するためにも、登山前のルート確認をお願いします。

午後からの登山は控えましょう

 斜里岳はたとえ登山経験が豊富で体力がある方であったとしても、往復で6時間ほどかかります。
昼頃に出発してしまうと日没までに下山が間に合わず、遭難につながりかねません。

 天気がいい日の早めの時間から登るようにしましょう。

現在地を細かく確認しましょう

 道に迷ってから地図やコンパスを確認するのではなく、峠やピーク、分岐点や見晴らしのいい場所などでこまめに現在地を確認し、遭難を防止しましょう。
 登山道には標識やリボンといった目印がありますので、ご活用ください。

装備と服装

適した装備を使用しましょう

 斜里岳は急斜面や沢登りの箇所が多く、スリップ・転倒・滑落などで重大な怪我につながります。
 怪我の防止や安全な登山のために、適切な装備を着用しましょう。

 〇斜里岳は沢登りが主体の山ですので、防水仕様のハイカット登山靴+登山用スパッツが
  おすすめです。
 〇虫刺され・日焼け対策のためにも半袖短パンだけでなく、アームカバーやスパッツの
  着用を心がけましょう。
 〇気温の変化に対応するため、速乾性のあるものを着用するとともに、着脱が簡単な
  上着を持ち歩きましょう。

夏山は冬と違って軽装備ですが、登山をする上で基本的な装備を紹介します。

日帰山行の装備

  • コンパス、地図(国土地理院25,000分の1地形図「斜里岳・サマッケヌプリ山」)
  • 水筒
  • ナイフ
  • 軍手
  • ウエストバッグ
  • タオル
  • マッチ、ライター
  • カメラ
  • 手帳、筆記用具
  • お金
  • 行動食
  • ヘッドランプ
  • 呼子・鈴(熊に出会わないために)
  • ファーストエイドキット
  • バンダナ
  • ゴミ袋
  • 時計
  • 図鑑
  • 保険証、身分証

日帰山行の服装

上着

気温に合わせて、着脱が簡単な物を選びましょう。
半袖の上着を着用する際に、アンダーウェアを着用すると保温用の中間着となるだけでなく、ケガ、日焼け、虫さされの予防になります。

ズボン

長ズボン。はっ水性、伸縮性の高いもの。ジーンズは伸縮性がなく、水に濡れると重くなるので不向きです。

フリース

防寒・保温用に1枚あると便利です。

靴下

厚手のもの。替えがあるとよいです。

帽子

日射病や落石によるケガの防止のためにも必要です。

アウター

雨を防ぎ、蒸れないカッパがよいでしょう。できればゴアテックス製のものが望ましいです。ポンチョはカゼにあおられたり足下から雨が入ってくるためあまりよくありません。傘は手をふさぎ、風にとばされたりするのでやめたほうがよいです。

ハイカットの登山靴がよい。ローカットの靴は中に小石など入りやすく歩きづらい。斜里岳は沢を登るのでできるだけ滑りにくいものがよい。新しい靴は前もって履いて足に慣らしておく。沢を軽快に歩くなら、地下足袋、草履のセットをおすすめです。

ザック

斜里岳は装備品に合わせたサイズで、枝に引っかかりにくいものを選びましょう。

登山のルール

  • 登山口で入山者名簿に記名。
  • 山でゴミを出さない。自分の出したゴミは(たばこの吸い殻も)自分で持ち帰る。
  • 木を切ったりたき火をしない。
  • 高山植物を持ち帰らない。
  • 落石しないよう気をつける。もし荷物や石を落としてしまった時は、下の人に注意を呼びかける。
  • ペンキの矢印どおりに登山道を進む。×印のところはコースではないので侵入しない。脇道に入らないようにする。
  • 道を譲る場合は登り優先。
その他参考情報

 きよさと観光協会の登山情報ホームページもご覧ください。

お問い合わせ

産業振興課/商工観光グループ

〒099-4492
北海道斜里郡清里町羽衣町13番地
電話:0152-25-3601
FAX:0152-25-3571

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