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摩周湖環境保全クラウドファンディングについて

神秘の湖【摩周湖】を守り、水質調査を続けたい!

摩周湖は、世界有数の透明度を誇る湖であり、過去には研究機関の調査で世界一の透明度を観測しました。しかしながら、過去より継続していた水質調査も2018年をもって終了することとなり、現在は摩周湖の麓とその伏流水の恩恵を受ける周辺流域である5町(清里町、別海町、中標津町、標茶町、弟子屈町)と関係機関が摩周湖環境保全連絡協議会を設立し、協力しながら水質調査を引き継いでいます。

摩周湖は、日本を代表する景勝地であるとともに、周辺地域の生活を支えている湖でもあり、また、国際的な水質観測地点でもあります。今後、水質調査を継続し、摩周湖の環境を守るとともに、摩周湖の魅力を広く認知・理解していただくために、クラウドファンディングを実施します。

水質調査について

調査のため、摩周湖岸へ向かう際は、散策道もない約200mの高低差がある急斜面を重い調査機材を背負い湖岸へ降り、調査船で湖心へと向かいます。船上での調査では、湖面の深度毎の温度や採水による水質分析、透明度測定を行います(毎年8月下旬~9月上旬)。2019年より、摩周湖環境保全連絡協議会が主体となり、水質調査を実施しており、1ヵ月程度の時間をかけ、分析が行われます。分析された調査結果は、GEMS/Water ナショナルセンターに提出した後にドイツ本部へ送られ、データベース化されます。これらのデータは国連機関はもとより各国の研究機関へ無償で提供され、学術研究などの基礎データとして幅広く利用されています。

協議会では、この調査に係る費用調達に苦慮しています。主に水質分析費用、調査船のメンテナンス費用、消耗品等で約150万円を要し、今は、協議会加入自治体5町が負担金を出し合い何とか実施しておりますが、調査を断念すると、国際的な観測地点としての機能や、長年蓄積されてきたデータが失われるだけでなく、万が一摩周湖の水質に異常が生じた場合、将来的に美しい摩周ブルーが失われ、摩周湖を水源とする周辺地域への生活にも影響が出ることが危惧されます。

※GEMS/Waterとは、国連環境計画(UNEP)や世界保健機関(WHO)などの国際機関によって進められている淡水水質管理プロジェクトです。

クラウドファンディングについて

この度、令和3年2月15日(月曜日)から3月28日(日曜日)まで、この水質調査に加え、多くの方にこの取り組みをしっていただけるような広報活動を行うため、クラウドファンディングを実施します。

目標金額は、260万円。今回、10万円を支援してくださった方については、摩周湖の調査に同行できる権利を付与します(限定2名まで)。※摩周湖は、現在調査以外の立ち入りは厳しく規制されています。

また、支援額により、協議会加入自治体5町のポストカードセット、活動報告レポート、摩周湖の水(ミネラルウォーター)を返礼品としてご用意しています。

多くの方のご支援をお待ちしております。

詳しくはクラウドファンディングサイトこのリンクは別ウィンドウで開きますをご確認ください。

お問い合わせ先

清里町役場企画政策課地域振興グループ
〒099-4492 北海道斜里郡清里町羽衣町13番地
電話:0152-25-3601 FAX:0152-25-3571