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熊見峠を経て下山

上二股から熊見峠を経て下山(約150分)

夕陽が落ちるまで稜線にいられたら・・という思いを断ち切って下り始めます。ガレ場では登りよりも、滑りやすいのでしっかり軍手をします。登りで足がヨレヨレになっているので転倒に備えます。上二股まで降りてきたら、沢へ下らず、熊見峠に向かいます。午後も遅くなってきたので、登山者には誰も出会いません。元気な人はみんな早々と下ってしまった後です。山にも夕凪があるようで、あたりは静まりかえっています。熊見峠=熊を見る峠・・・いかにもそのような雰囲気になってきました。こういう時は、リュックに鈴をつけたり、笛を吹きながら熊に居所を知らせながら歩くといいでしょう。鈴や笛がなかったら、大声で唄でも歌いましょう。「森の熊さん」なんかがおすすめです。

※北海道では毎年、熊との遭遇事故があります。音を鳴らすのは熊と遭遇しないための予防手段です。人の気配を感じたらふつうの熊は避けてくれるからです。滅多に出会うものではありませんが、遠くに熊の姿を見つけたら、近寄らないでください。エサを出して熊を呼ぶなどということは絶対にしないでください。万が一はち合わせになったら、「目をそらさない」「熊に背を向けて走って逃げない」というのが基本です。「死んだふり」など対策に諸説がありますが信憑性は疑問です。
登山道は、いくつかの雪渓を横切り、徐々に登り下りを繰り返し、やがて尾根上に出ます。振り返ると斜里岳本峰の鋭い峰が見えます。熊見峠に近づくと稜線は細くなり、まるで空中に浮かぶ回廊を歩くようです。

熊身峠からの下り写真1熊身峠からの下り写真2

熊見峠周辺の高山植物たち
ハイマツ(マツ科)・コケモモ(ツツジ科)・ガンコウラン(ガンコウラン科)
キバナシャクナゲ(ツツジ科)・ハクサンチドリ(ラン科)・イソツツジ(ツツジ科)
ダケカンバ(カバノキ科)・ タカネナナカマド(バラ科)・ ウコンウツギ(スイカズラ科)

熊見峠への稜線は豊かな高山植物群落に被われています。しかし、所々に盗掘と思われる穴もあけられています。高山植物は山で咲いてこそ美しいもの。けっして持ち帰らないでください。

熊見峠の頂上は、写真のように樹高の高いハイマツが被い、眺望はよくありません。
ここから下二股までは、ひたすら下りになります。樹高が高くなり、やがて薄暗く深い森の中につけられた急傾斜の道となります。かすかに沢の音が聞こえてから、沢が見えるまで1時間はかかりますので、焦らず、森を楽しんで下ってください。やがて、見覚えのある下二股に到着。小休止して、沢を下ると登山口に着きます。レポータが到着する頃、すでに陽が傾いていて、山小屋で夕食の準備をするグループや管理人さんが「お疲れさん!」と迎えてくれました。

夕日に染まる斜里岳林道を下り、清里市街から振り返ると、夕陽に染まった斜里岳がありました。

 

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